情報処理技術者試験合格日記

宿題メール一日一題 高度をめざす情報処理技術者試験宿題』より

★★★★★★[解説:テクニカル(データベース)向け]

 10 M ビット/秒の転送速度をもつ LAN を用いて,サーバからクライアントの
磁気ディスク装置へデータを転送するシステムがある。表は,同時に転送するク
ライアント数を変化させたときのサーバの送信速度とクライアントの受信速度の
測定結果である。この結果から,サーバの送信速度は,クライアント数が 2 以
上になると 300 k バイト/秒より増加しなくなる現象が読み取れる。この原因と
して,最も可能性が高いものはどれか。ここで,いずれの測定においても,サー
バ及び各クライアントの CPU 能力とメモリ容量には十分な余裕があった。

  ┌─────┬────┬────────────────┐
  │     │    │ データ転送速度(k バイト/秒)  │
  │     │クライ ├──────┬─────────┤
  │測定ケース│アント数│サーバの平均│1 クライアント当 │
  │     │    │  (送信)  │たりの平均(受信)  │
  ├─────┼────┼──────┼─────────┤
  │ケース 1 │  1  │  150   │    150    │
  ├─────┼────┼──────┼─────────┤
  │ケース 2 │  2  │  300   │    150    │
  ├─────┼────┼──────┼─────────┤
  │ケース 3 │  3  │  300   │    100    │
  └─────┴────┴──────┴─────────┘

 ア LAN 自体のデータ転送能力不足

 イ クライアントの LAN 接続インタフェース機構の能力不足

 ウ クライアントの磁気ディスク装置の能力不足

 エ サーバの LAN 接続インタフェース機構の能力不足

注意:桁がずれて表示されているときは以下のサイトを参考にして下さい。
KAZ池田氏提供 http://www.mag2.com/faq/mua.htm

■キーワード■

■解答■
  テクニカルエンジニア(システム管理)午前平成15年問09
  テクニカルエンジニア(データベース)午前平成15年問08

 エ サーバの LAN 接続インタフェース機構の能力不足

> ア × LANの転送速度は、10 M ビット/秒であるため、問題ない。
> イ × サーバから300k バイト/秒の送信に対し、クライアント3台で100k バ
> イト/秒であるため、クライアントのインタフェースは問題ない。
> ウ × 磁気ディスク装置の能力は関係しない。
> エ ○ 正解

 どうもありがとうございました。


★★★★★★[解説:テクニカル(ネットワーク)向け]

 次のネットワーク図の数値は,二つの地点の間に同時に設定できる論理回線の
多重度を示している。このうち,多重度を 1 だけ大きくすることによって, XY
間に設定できる最大論理回線数を増やせる区間はどれか。

         A                    1                    D
         ●─────────────────────●
        / \                                       / \
        /     \                                   /     \
     3/         \2                             2/         \3
     /             \                           /             \
   /      3          \B         2           E/       3         \
 X ●──────────●──────────●──────────● Y
    \                 / \                 / \                 /
     \             /     \             /     \             /
      4\        1/        2\        4/         \4        /6
       \     /             \     /             \     /
        \ /       3         \ /        2        \ /
         ●──────────●──────────●
         C                     F                     G

 ア AB

 イ BF

 ウ ED

 エ FE

注意:桁がずれて表示されているときは以下のサイトを参考にして下さい。
KAZ池田氏提供 http://www.mag2.com/faq/mua.htm
 正しい図は,
 http://zigen.cosmoconsulting.co.jp/images/QUS-H15SM-AM.pdf
 の問10のところで見ることが出来ます。

■キーワード■ 論理回線多重度

■解答■
  テクニカルエンジニア(ネットワーク)午前平成16年問07
  テクニカルエンジニア(システム管理)午前平成15年問10
  ソフトウェア開発技術者午前平成15年問36

 イ BF

> 区間ABでは、最大3⇔A 2 B⇔最大3 ×
> 区間BFでは、最大3⇔B 2 F⇔最大4
> 区間EDでは、最大4⇔E 2 D⇔最大3
> 区間FEでは、最大3⇔F 4 E⇔最大4 ×
> Xから区間EDに至る経路での最大は3なので×。
> Xから区間BFに至る経路での最大は3なので、区間BFの多重度を1大きくすると、XY間
> に設定できる最大論理回線数は、
> X→3→B→2→F→4→E→3→Yの最大2から
> X→3→B→3→F→4→E→3→Yの最大3へ
> 増やすことができる。

★★[解説:情報セキュアド向け]

 JIS Q 9001(ISO 9001:2000) を適用して,ソフトウェアの品質マネジメントシ
ステムを構築する。その方針を示した次の文章中の a 〜 d に当てはまる組合せ
はどれか。

 トップマネジメントは,[a]に基づいた製品の品質保証に加えて顧客の満足
度の向上を目指し,[b]を組織全体のパフォーマンスと効率との継続的な改善
の手引きとして[c]を確立・実行・維持し,プロセスの改善を推進する。また,
[c]に基づいてコスト,納期,安全,環境などの経営要素の維持向上と併せて
[d]を推進する。

      ┌─────┬─────┬───┬───┐
        │   a    │    b    │   c  │   d  │
    ┌─┼─────┼─────┼───┼───┤
  |ア|JIS Q 9001│JIS Q 9004|  QMS |  TQM |
  |イ|JIS Q 9001│JIS Q 9004|  TQM |  QMS |
  |ウ|JIS Q 9004│JIS Q 9001| QMS |  TQM |
  |エ|JIS Q 9004│JIS Q 9001|  TQM |  QMS |
   └─┴─────┴─────┴───┴───┘
  注 QMS(Quality Management System),TQM(Total Quality Management)

注意:桁がずれて表示されているときは以下のサイトを参考にして下さい。
KAZ池田氏提供 http://www.mag2.com/faq/mua.htm

■解答■
  情報セキュリティアドミニストレータ午前平成16年問34

      ┌─────┬─────┬───┬───┐
        │   a    │    b    │   c  │   d  │
    ┌─┼─────┼─────┼───┼───┤
  |ア|JIS Q 9001│JIS Q 9004|  QMS |  TQM |
   └─┴─────┴─────┴───┴───┘

> JIS Q 9001:2000 
> http://www.juse.or.jp/iso_center/iso9000/main.html
>
> 日本工業標準調査会「QMS」
> http://www.jisc.go.jp/mss/qms.html
>
> @IT「TQM」
> http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/tqm.html

 どうもありがとうございました。

> ISO9001:品質マネジメントシステムの国際規格
>     方針・目標管理、プロセスアプローチ、継続的改善、顧客満足
>     などを特徴とする
> ISO9004:品質マネジメントシステム−パフォーマンス改善の指針
> 参考:マネジメントシステム用語集
>   http://www.mitsue.co.jp/case/glossary/i_index.html
>
>
> QMS(Quality Management System):
> 品質に関して組織を指揮し、管理するためのマネジメントシステム
> 参考:日本工業標準調査会
>   http://www.jisc.go.jp/mss/qms.html
>
> TQM(Total Quality Management)
> TQCを発展させた、業務・経営全体の質向上管理
> 参考:マーケティング用語集
>   http://www.jmrlsi.co.jp/menu/yougo/my07/my0706.html

 どうもありがとうございました。

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