パソコンのディレクトリ構造とパス指定に関する記述のうち,適切なものはど
れか。

 ア 子から親のディレクトリを指定する場合には,カレントディレクトリを
  基点とした絶対パス指定を用いる。

 イ 相対パス指定では,ルートディレクトリから目的のファイルへのパスを
  指定するので,カレントディレクトリに関係なく同じ表記になる。

 ウ ディレクトリとサブディレクトリとの間では,親から子へ,子から親へ
  の両方向の参照やカレントディレクトリの移動が可能である。

 エ ルートディレクトリにはサブディレクトリだけを登録することができ,
  ルート以外の各ディレクトリにはディレクトリとファイルを登録すること
  ができる。

答えはたぶん(ウ)
UNIXやMSーDOSを知っている人に向いている問題。

e-Wordsより
http://e-words.jp/w/E382ABE383ACE383B3E38388E38387E382A3E383ACE382AFE38388E383AA.html

カレントディレクトリ 【current directory】
読み方 : カレントディレクト

 ユーザが現在作業を行なっているディレクトリ。コマンドやファイル名などを入力する際に、相対パスの基準となる。

 カレントディレクトリは「.」という絶対パスで表されるという慣例があり、カレントディレクトリを基準にして相対パスを入力するには「./(目的のディレクトリまでの相対パス)」という体裁をとる。例えば、UNIXコマンドラインで「./bin/xedit」というコマンドを入力した場合、このコマンドは「カレントディレクトリの直下にある『bin』というディレクトリから、『xedit』というファイルを探して実行する」と解釈される。

 ちなみに、GUIベースのプログラムではカレントディレクトリを把握しにくいため、ほとんどの処理は絶対パスを用いて行われている。

 カレントディレクトリを表示させるためのコマンドは、UNIXでは「pwd」、MS-DOS/Windowsでは「cd」。