トランザクション管理に関する記述として,正しいものはどれか。

 ア 2相ロック方式は,分散型データベースのための制御方式であり,集中型
  のデータベースでは使用されない。

 イ ダーティリードを許すなど,トランザクション相互の干渉を多くするよう
  にトランザクションの実行を制御すると,トランザクション処理のスループ
  トは低くなる。

 ウ 同時実行制御の目的は,データベースの一貫性を保ちながら複数のトラン
  ザクションを並行に処理し,単位時間当たりに実行されるトランザクション
  数を最大にすることである。

 エ ロックの粒度とは,資源をロックする期間のことであり,ロックの粒度が
  細いほど,トランザクションの並行実行性は高くなる。

■キーワード■ トランザクション管理,同時実行制御,ロック粒度

■解答■
  テクニカルエンジニア(データベース)午前平成14年問39
  データベーススペシャリスト午前平成9年問26

 ウ 同時実行制御の目的は,データベースの一貫性を保ちながら複数のトラン
  ザクションを並行に処理し,単位時間当たりに実行されるトランザクション
  数を最大にすることである。

> ア 使用される?
> イ スループットは高くなる
> エ 粒度が荒いほうが平行実効性は高い

 どうもありがとうございました。
 アは,「使用される」です。

> ア:集中型データベースでも使われている
> イ:効率が上がりスループットが高くなる
> エ:ロックの粒度は資源をロックする範囲

 どうもありがとうございました。

> 2相ロック方式
> http://hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp/current/CDD1B8ECBDB82F32C1EAA5EDA5C3A
> 5AFCAFDBCB0.html
> 「デッドロックを抑制するための仕組であり,資源の確保と解放を別フェーズで
> 行なうものです.
> プロセスは,資源の確保フェーズと解放フェーズの二つに分けておき,資源の確
> 保フェーズでは確保だけを行なって解放を行ないません.仮に解放を行なった場
> 合には他のものを解放し終わるまでは資源を確保してはいけません.これによっ
> て,中途半端に解放された資源を確保したプロセスによるデッドロックが起きな
> くなります.
> ただし,完全にデッドロックを防止することはできません.」

 どうもありがとうございました。

                                                                                                                                              • -